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環境ニュース[海外]

中国 内地環境保護企業が香港脱硫市場へ進出

大気環境 大気汚染】 【掲載日】2007.05.29 【情報源】中国/2006.12.05 発表

 11月28日、北京国電龍源環保工程有限公司が香港電灯有限公司と共同で開発改造した香港ラマ発電所排煙脱硫事業調印式が北京で行われた。
 香港電灯有限公司は香港二大電力企業の一つで、主に香港島、ラマ島など地区の発電と電力供給を担当している。今年4月、同社はラマ発電所のト2×35万kW脱硫事業改造プロジェクトを国際入札にかけ、4ヶ月余りを掛けて評価・業績の考察を入念に行い、10月初めに北京国電龍源環保工程有限公司に落札を通知した。同プロジェクトは2007年1月に着工し、2009年から2010年にユニットの稼働を開始する予定である。プロジェクト完成後、二酸化硫黄の排出量は92%以上削減される。
 同プロジェクトは大陸環境保護企業の先端市場における成功例である。北京国電龍源環保工程公司は内地で最も早くから電力環境汚染処理を手がけた全国環境産業の根幹企業であり、大陸で最も早く国外の先進的脱硫技術を導入し独自の知的財産権を持つ脱硫設備を開発した企業である。
 香港特別行政区政府と広東省は2002年に「珠江デルタ空気質改善の共同声明」を共同で発表し、2010年に区域大気汚染物質削減を実現する排気基準を明確に定めた。これには二酸化硫黄窒素酸化物PM2.5揮発性有機化合物など汚染物質の排出総量が含まれ、1997年よりそれぞれ40%、20%、55%、55%削減する。今回ラマ発電所脱硫装置が運行すれば、香港・珠江デルタ地区の空気質を一層改善することになる。【中国環境報】

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