中国　国外有毒有害廃棄物の進入防止のため日本企業等国外輸出元企業を規制

【ごみ･リサイクル 産業廃棄物】 【掲載日】2007.05.29 【情報源】中国／2006.10.26 発表

　中国の環境を保護し、国外の有毒有害廃棄物の中国への移動を防止するため、国家品質検査総局は先日公告を出し、日本、韓国、スウェーデン、英国の8社の廃棄物原料国外輸出元企業の登録資格を停止し、また日本、ベルギー、ドイツ、スウェーデン、英国の9社の廃棄物原料国外輸出元企業の登録資格を取り消した。
　公告によると、国家品質検査総局は、先日の検査で日中再生資源株式会社など8社の輸入廃棄物原料の輸出元企業では登録書類と実際が一致せず、改善して登録資格条件を整える必要があることを発見した。このため、この8社の輸入廃棄物原料の輸出元企業の登録資格を停止した。
　同時に国家品質検査総局は、先日の検査で揚州加藤現代農芸有限公司など9社の輸入廃棄物原料の輸出元企業では登録書類と実際がひどく異なり、登録資格の基本条件を備えていないことを発見した。このため、9社の輸入廃棄物原料の輸出元企業の登録資格を取り消した。
　公告では、各地の検査検疫機関が厳格に検査し、上述の登録資格が停止または取り消された企業が輸出した廃棄物原料の検査申請は保留または受理しないよう求めた。
　国家品質検査総局の担当者によると、今年、同局は登録書類と実際とに大きな違いのある、登録資格の基本条件が整っていない21社の国外輸出元企業に登録資格取り消し処分を行い、企業品質管理制度に改善が必要な8社の国外輸出元企業に登録資格の一時停止処分を行ったという。【中国環境報】