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環境ニュース[海外]

中国 山西省、90億元を投じて炭鉱ガスを開発

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2007.05.29 【情報源】中国/2006.10.10 発表

 第11次五ヵ年計画期間、山西省は90億元を投じて炭鉱ガスを開発し、炭鉱坑道の最も危険な要因を貴重なクリーンエネルギーに変えた。
 石炭生産量が多い山西省は炭鉱ガスも多く、全省炭鉱ガスの埋蔵量は10万億立方メートルを超え、全国で探査した総埋蔵量の1/3を占める。計画に基づいて、同省は沁水、河東炭田の2カ所の炭鉱ガスが豊かな地区で集中的に開発する。2010年、沁水炭田南部開発区のガス生産規模は年30億立方メートルに達し、河東炭田開発区は年3億立方メートルに達し、寿陽−古交開発区は年2億立方メートルに達する。同時に、炭鉱の安全生産とエネルギー総合利用を保証するため、晋城、陽泉、ろ安、山西焦煤などの四大石炭企業集団の炭鉱ガス抽出量を年15億立方メートルにし、採取率と利用率をそれぞれ60%と100%としなければならない。
 炭鉱ガス利用プロジェクトは発電を主とする。晋城石炭業集団はアジア開発銀行の融資を利用し、現在12万kWの炭鉱ガス発電所を建設しており、世界最大規模の炭鉱ガス発電所になった。計画に基づき、同省は今後5年以内、さらに12.7億元を投資して8カ所の炭鉱ガス発電所を建設し、総発電容量を18.9万kWとする。同時に、同省は沁水炭田南部炭鉱ガスの重点開発区を起点とし、陽城−翼城−臨汾など省内外で炭鉱ガス輸送パイプを複数建設する。【中国環境報】

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