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環境ニュース[海外]

ドイツ連邦環境大臣 エルベ川の環境保護政策は成果あり

水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2001.11.01 【情報源】ドイツ/2001.10.23 発表

 10月23日、24日と2日間の予定で、プラハで開催されている第11回エルベ川保全会議の場で、ドイツ連邦環境大臣トリッテン氏が、次のような見解を示した。
 「エルベ川流域における国家の枠組みを超えた保全活動は、確実に実を結んでおり、長期間に渡り、高い水準の環境基準を保ちつづけている。それゆえに、世界遺産への登録も可能ではないだろうか。」
 エルベ川流域では、1990年から地方自治体が所有する下水処理場が次々と建設されてきた、その数は、現在では、239施設にもどのぼっている。しかし、ここ10年、国や自治体、産業界が、恒常的に汚水を減らす取組みを行ってきた結果、現在では、驚くほど、多様な魚が生息するまでになっている。エルベ川に生息する魚類は、1990年には68種類であったが、現在では94種類に増加した。
 この保全会議では、エルベ川流域における改訂欧州水質保護枠組要綱について、主に議論が行われる予定である。この要綱には、エルベ川流域の環境保護のために、国家の枠を超えた取組みの促進が盛り込まれている。ドイツ政府では、この欧州水質保護枠組要綱を、国内法として実行するために、すでに議会の審議が始まっている。【ドイツ連邦環境省】

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