一般財団法人環境イノベーション情報機構
中国 BPグリーンエネルギーを強化 中国企業と契約を結ぶ
【エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2007.05.24 【情報源】中国/2005.12.06 発表
12月1日、英国BP社は北京で、「代替エネルギーと再生可能エネルギー分野への投資を倍増し、低炭素電力部門を立ち上げ、今後10年間で同業務収入を年間60億ドルとする」と発表した。今後10年間、BPは新規事業分野に1期として18億ドルを投じる。この資金は太陽光発電、風力発電、水素エネルギー、連合循環ガス発電事業に配分される。
今後3年間の太陽エネルギー分野への投資により、BP公司の太陽光発電システムの製造・供給分野での優位性は一層強まる。同業界は技術の進歩により生産率が向上し、それに伴いコストが継続的に減少する。同業界の世界市場における年成長率は30%に達し、他の再生可能エネルギーの中で群を抜いている。
12月1日、BPグループの100%子会社“BPソーラー社”と中国新疆能源会社は戦略的パートナー協定を結んだ。成長を続ける中国太陽エネルギー市場で共同開発を進め、中国での製造能力を増強する。双方の優位性を生かすことにより中国市場のクリーンで安全な中国太陽エネルギーに対するニーズに応える。
中国政府の計画によると、2010年には中国太陽光発電利用は2005年の20MWから400MWに上昇し、2020年には10GWに達する。BPソーラー社と中国新疆能源会社の強力な後ろ盾により設立される新会社は、中国辺境地区への持続可能な電力提供を強化し、同時に国内の電力網向け発電市場を開拓する。【中国環境報】