中国　80名の判事弁護士が環境法律実務研修を受ける

【環境一般 その他(環境一般)】 【掲載日】2007.05.23 【情報源】中国／2005.10.31 発表

　先日、全国各地から集まった40名の判事と40名の弁護士が山東省済南市で開催された第5回全国環境法律実務研修セミナーに参加した。判事や弁護士らは7日間、中国の環境法律法規、基準を学び、具体的な環境案件について専門家らと共同で分析を行った。
　2001年から、中国政法大学環境資源法研究サービスセンターと関連機関は、5年間連続で400名の弁護士と判事に対して無料で公益環境法律実務研修を実施し、環境弁護士のネットワーク作りをして、判事の環境案件審理のレベルと弁護士の環境案件処理レベルの向上に大きな役割を果たして来た。
　今回の研修では、全人代環境資源保護委員会法案室の孫佑海主任、上海交通大学法学院の鄭成良院長らが講義を行い、テーマ別、ケーススタディの方法を組み合わせて、中国の環境法整備状況、執行状況、環境法の新たな発展、環境紛争処理と環境訴訟の証拠収集と応用などのテーマ別に議論を深め、また米国環境弁護士が国外の環境紛争処理分野の経験を紹介し、わずかな時間で環境紛争解決の実用的知識の獲得と能力開発に成果を挙げた。
　今回の研修セミナーは、国家法官学院、中華全国律師協会、米国弁護士協会、中国政法大学環境資源法研究サービスセンターの共同で開催された。【中国環境報】