フランス　環境経済勘定に関する年次報告書を公表

　環境経済・勘定委員会の年次会合が4月24日に開催され、2005年の環境経済勘定に関する報告書が発表された。
　同報告書によると、環境保護分野に対する支出は、1990年以降6.0％増加し、国の経済成長率（3.4％）よりも急速に伸びていることが明らかになった。このことは、環境や持続可能な発展の重要性がフランス人に意識されていることを示している。
　今日では、雇用合計の1.5％、37万4000人分の雇用が環境に関連している。
　また、環境経済勘定では、生物多様性の保全、大気質、騒音対策などに関する懸念の強さが示されている。こうした分野への支出は大きく伸びている。【フランスエコロジー・持続可能な開発省】