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環境ニュース[海外]

中国農業銀行黄岡支店で融資貸付基準を改定

エコビジネス 環境と経済】 【掲載日】2007.05.17 【情報源】中国/2005.08.04 発表

 中国農業銀行黄岡支店は、中国人民銀行や中国銀行業監督管理局の支援の下、「黄岡市農業銀行・環境行為分類審査による企業融資政策に関する指針」を制定、実施した。
 融資を決定する際に環境保護への企業努力の如何を考慮し、国家産業政策、環境保護政策の法規に則って銀行の融資配分を調整していくというもの。
 国が建設を禁止している「十五小」工業(=小規模15種工業)、「新五小」工業(=新小規模5種工業)には融資をしない。国家産業政策に沿わず汚染のひどい工業、環境保護部門の要求通りに改善を行わない企業には、融資の増額をしない。エコ消費産業には優先的に融資し、エコ農業、有機農業、エコ食品加工業等を重点的に支持する。無公害、無汚染のエコ製品に融資を勧める。環境基準を満たし、環境に優しい都市部の最先端企業に優先的に融資し、持続可能な発展を支援する。環境保護部門は300余りの工業企業に対しその環境対策の評価を行い、5色の色分けを行ったが、同行は祥雲グループ、淋建グループ等118の環境保護環境行為が緑・青・黄と評価された企業に融資を行っている。環境行為が赤・黒と評価された企業には、新たな融資を行わず、既に融資した分の縮小や回収を行う。
 上記活動は市政府各部門や関係企業の支援を受け、融資の安全性をも保証する。さらに社会的にも評価され、経済効果と社会効果の一挙両得である。7月中旬までに、同行はエコ農業へ6812万元、無煙企業に3億元、汚染企業の技術改良に8197万元を融資した。麻城火力発電所、白蓮河揚水式発電所等、国の産業・環境保護政策に合致し、且つ中部地区の発展に貢献する5つの大型建設プロジェクトへの融資も始めた。【中国環境報】

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