中国　グリーン電力メカニズム整備　上海で個人電力購入も

　中国で率先して再生可能エネルギーで発電した電力の供給システムであるグリーン電力システムを実施した上海市は、15企業の「グリーン電力」注文を受けた後、市民の個人購入を始めた。先日、上海市電力会社71人従業員が初の「グリーン電力」個人購入者になり、1万kW以上の「グリーン電力」を購入した。
　上海は昨年から初めて家庭向け「グリーン電力」小額購入を始め、すでに合計10世帯が購入した。今年の「グリーン電力」購入細則は去年とは大きく異なり、市民個人は1～3年の購入期限を選択でき、最低購入額は10単位からで、１単位は12kWhである。
　上海では現在「グリーン電力」価格は1kWhあたり1.14元で、一般の電気価格より0.53元高い。10単位最低「グリーン電力」購入単位を例とすると、毎月一般の電気代に比べて5.3元程度の支出増となり、1年の「グリーン電力」購入費用も63.6元だけで済む。【中国環境報】