中国 深セン証券取引所：上場会社の社会責任ガイドラインを定める

【エコビジネス 環境と経済】 【掲載日】2007.05.14 【情報源】中国／2006.06.15 発表

　深セン証券取引所は先日、オフィシャルサイト上で『深セン証券取引所上場公司社会責任ガイドライン(パブリックコメント版)』を発表して、株式を深セン証券取引所に上場した会社は、6月16日までに修正意見を適時提出しなければならない。
　パブリックコメント版では、多くの内容が環境保護と関連しており、その内容の一部は以下の通り。上場会社は、整った環境保護制度を構築し、職員に企業環境保護体系の整備、実施、維持、改善を担当させ、環境活動に必要な人材、物的資源及び技術、資金的支援を行う。上場会社は、資源利用効率が高く、汚染物排出量の少ない技術と設備を利用し、経済的合理性のある廃棄物総合利用技術と汚染処理技術を利用するよう努める。汚染物を排出する上場会社は必ず国家環境保護総局の規定に基づいて申告登録する。汚染排出が国家・地方の規定を超過する上場会社は、国の規定により基準超過排汚費を納め、汚染処理を実施する。上場会社は職員に定期的に環境保護対策の実施状況を審査させ、企業環境保護対策に合わない行為を是正し、ふさわしい対策方法を導入する。上場会社は力の及ぶ範囲で社会公益活動に積極的に参加し、会社所在地区の発展に寄与する――などである。【中国環境報】