一般財団法人環境イノベーション情報機構
ドイツ 廃棄物の越境輸送の監視・罰則を強化
【ごみ・リサイクル その他(ごみ・リサイクル)】 【掲載日】2007.05.02 【情報源】ドイツ/2007.04.18 発表
ドイツ連邦内閣は、4月18日、廃棄物の越境輸送に関する規制を強化するため、廃異物輸送法改正案を承認した。改正案では、廃棄物の違法輸出に対する罰金が引き上げられ、監視に関する権限がより明確に規定されている。
具体的には、廃棄物輸送の監視は州の担当であるが、今回の改正により、施設、企業および廃棄物輸送(トラック、船舶、鉄道による輸送)について監視することが義務付けられた。税関と連邦貨物交通局が、所轄官庁として、これを支援する。また、重大な違反への罰金額は、5万ユーロから10万ユーロに値上げされる。
改正法案によって、EUの廃棄物輸送規則に対応できるようなる。施行は、連邦議会と連邦参議院の承認の後、今年7月の見込みである。
併せて、連邦内閣は、廃棄物輸送料金令改正のための第1次政令案も承認した。これは、ドイツ国内を通過する廃棄物の輸送について、連邦環境庁が許可する際の料金を引き上げるもの。改正令は、連邦参議院の承認を必要とせず、2007年7月12日に施行される。【ドイツ連邦環境省】
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