中国　土壌現状調査・汚染防止管理プロジェクトがスタート

　5月25日、国家環境保護総局は全国土壌現状調査・汚染防止管理プロジェクトの専門家諮問会を開いた。調査により、全国の土壌環境の現状を把握し、土壌汚染状況を明確にし、土壌汚染防止管理対策を示して、土壌汚染防止管理法律制定の基礎を固める。
　現在、中国の土壌汚染は日に日に深刻になってきており、耕地、都市土壌、鉱産区土壌はいずれも多少なりとも汚染されており、しかも土壌の汚染源は多様化の様相を見せている。土壌汚染の全体的な状況は「四つの増加」で概括できる。土壌汚染の面積が増加、土壌汚染物質の種類が増加、土壌汚染のタイプが増加、土壌汚染物質の含有量が増加している。
　このため、国家環境保護総局は「全国土壌調査技術規定」を制定した。現在、全国土壌現状調査の各準備活動の用意はほぼ整った。近く、国家環境保護総局は、全国土壌現状調査・汚染防止管理プロジェクトを始める。【中国環境報】