一般財団法人環境イノベーション情報機構
EPA 地上レベルオゾンに関する最終スタッフ・ペーパー 基準の強化を勧告
【大気環境 大気汚染】 【掲載日】2007.02.13 【情報源】アメリカ/2007.01.30 発表
EPAは、地上レベルオゾン基準の見直し作業を行っているが、健康を保護するために、現行基準を強化するよう勧告する「最終スタッフペーパー」が公表された。この文書は、EPA長官が基準の改定にかかる判断を行うのに備えて、EPAのスタッフが勧告を行うもの。
最終ペーパーは、ヒトの健康を保護するための第一基準と、植生・森林・農作物への被害を防止することなどを勘案した第二基準を設定するよう提言する。第一基準については、現行基準はヒトの健康を保護するためには不十分だと指摘。オゾン基準を強化し、0.060〜0.080ppmの間で基準を設定するよう勧告する。また、第二基準については、植物の生育期間中、3カ月にわたって、7〜21ppm・時間の間で基準を設定するよう勧告する(12時間曝露値の加重平均)。
今後、EPAは、オゾン基準について、6月20日までに提案を行う予定。最終的な決定は、2008年3月12日までに下される。【EPA】