一般財団法人環境イノベーション情報機構
EPA 畜産廃棄物からのメタン回収に関するガイダンスを公表
【エネルギー バイオマス】 【掲載日】2007.01.30 【情報源】アメリカ/2007.01.18 発表
EPAは、農業者向けに、畜産廃棄物からのバイオガス回収に係るガイダンスを公表した。バイオガスは温室効果ガスのメタンとCO2からなり、その回収は環境上、大きなメリットがある。また、農業者は、バイオガスをオンサイトでの発電に用いたり、地域の発電施設に持ち込むことによって利益を得ることができる。
廃棄物からのメタン回収システム(嫌気性発酵システム)は、国内約7,000カ所の酪農施設・養豚施設において利用できると推定されている。2005年には、約110のシステムが稼動中または建設中であり、80のシステムが計画中であった。
今回の標準化ガイダンスは、EPAのAgStarプログラム、州エネルギー調査・技術移転研究所協会および連邦農務省が共同で策定した。このガイダンスは、農業者および投資家が、廃棄物メタン回収システムの有効性を比較できるようにする標準的な方法を示すものである。
なお、AgStarは、酪農施設・養豚施設における廃棄物メタン回収システムの利用を促進するための自主的なプログラムである。【EPA】