一般財団法人環境イノベーション情報機構
フランス 2006年景観賞を発表
【環境一般 まちづくり】 【掲載日】2007.01.26 【情報源】フランス/2007.01.12 発表
フランス及び欧州の専門家で構成される審査委員会は、2006年景観賞をデウル公園に贈呈することを決定した。エコロジー・持続可能な開発省から贈られる景観賞は、フランスの景観の多様性を持続的に保全することを目指すものである。今回受賞するデウル公園は、ネットワーク公園であり、リル郊外の工場跡地と都市近郊部の間に位置する。景観や自然環境を回復し、住民が地域への愛着を取り戻せるよう、デウルの谷のイメージ転換を図ることが、この公園の最大の目的であった。
公園の2つの主要なパートは、サント村とヴァブラン村で実現された。自然環境の再生と農村景観の構成の見直しは、「再発見された自然」と「身近な自然」として、2つの主要な事業の中核となった。作業は、住民と農業関係者との緊密な協議により実施された。
この公園は、30年前から開始された長期的な公共活動の結果である。都市近郊の再構成という困難な作業に応えた有能な施主とプランナーとの出会いが、成功の鍵となった。【フランス エコロジー・持続可能な開発省】