一般財団法人環境イノベーション情報機構
ドイツ政府 核廃棄物最終処理場の選択に透明性求める
【エネルギー 原子力】 【掲載日】2001.10.10 【情報源】ドイツ/2001.09.28 発表
ドイツ政府は、核廃棄物最終処分場の選択基準に対し、新たな見解を示した。連邦環境省のバーケ氏は「最終処分場に対する最適な場所の選択には、透明性、かつ公開の場での議論が必要である。我々は、全ての関係者と議論を行い、その政策は、社会に受け入れるものにならなければならない」と述べた。連邦環境省は、1999年初め、様々な分野の学者によって構成される、核廃棄物最終処分場選択委員会を設置した。この委員会では、地質学的、社会科学的な視点から、最終処分場選択のための基準について議論を行ってきた。9月28日、29日に、委員会のセミナーが開催され、今までの議論結果の公表および、さらなる議論が行われる。
バーケ氏は、「2002年末には、全ての議論を終え、その結果は公表される。それを受け、公開の場で議論が行われる。その後、ドイツ政府は、核廃棄物最終処分場の選択基準を決定する。全ての議論が終了するまで、ドイツ政府は、核廃棄物最終処分場の選択を始める予定はない」と述べた。
核廃棄物最終処分場の選択に関する一連の情報源→連邦環境省(電話番号:01888-305-2010)
【ドイツ連邦環境省】