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環境ニュース[海外]

EU 欧州汚染物質排出登録制度(EPER)のデータ更新

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2006.12.06 【情報源】EU/2006.11.23 発表

 「欧州汚染物質排出登録制度(EPER)」のデータが更新され、欧州全体、約12000施設からの最新データが登録された。2004年と2001年のデータを、汚染物質、施設、産業活動、加盟国について比較することができる。なお、2004年のデータは、EU新加盟国10カ国の施設も初めて対象とした。
 欧州委員会は、汚染防止政策の改正等が必要かどうかを判断するため、データの全体的な分析を行うこととしている。
 EU旧15カ国について見ると、CO2、N2Oのような温室効果ガスは、それぞれ9%、8.5%の増加となっている。大気汚染物質及び水質汚染物質の中には、排出量の大きな増加が見られるものがあったが、これは実際の増加に加え、2001年に比べて完全な報告がなされたためでもある。水質汚染物質には改善が見られるものもあり、有機汚染物質、リン窒素はいずれも10%を超える削減となった。
 今後、排出登録制度の見直しに関する報告書が2007年春に公表され、新たに「欧州版PRTR」となったものが、2009年秋に公表される見通しである。【欧州委員会環境総局】

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