イギリス気候変動担当大臣　環境産業セクターを高く評価

【エコビジネス 環境と経済】 【掲載日】2006.12.04 【情報源】イギリス／2006.11.21 発表

　気候変動と環境担当のイアン・ピアソン大臣は、11月21日、イギリス環境産業フォーラム（UKFEI：UK Forum for Environmental Industries）記念行事において基調演説を行い、環境製品・サービス部門の功績を高く評価。過去5年間にわたる同部門の成長を強調し、政府の気候変動対策への貢献を称賛した。
　環境産業の市場規模は、2010年までに全世界で6880億ドルに到達するという最新予想が出ている。
　イギリス国内においても、現在の売上高は250億ポンド超と推計されているが、環境産業部の最新報告（環境・食糧・農村地域省と貿易産業省が共同出資）によると、この額は2010年までに340億ポンドを超え、2015年には460億ポンドにまで上昇、つまり向こう10年間でほぼ2倍となる可能性がある。
　雇用創出面での成長も目覚ましく、現時点で国内の環境産業部門には1万7000社の企業が存在し、40万人が雇用されている。イギリス財務省は、今後10年間で新たに10万人が雇用されると予想している。【イギリス環境・食糧・農村地域省】【イギリス貿易産業省】