一般財団法人環境イノベーション情報機構
EPA 全国自動車用水銀スイッチ回収プログラムを公表
【ごみ・リサイクル その他(ごみ・リサイクル)】 【掲載日】2006.08.25 【情報源】アメリカ/2006.08.11 発表
EPAは8月11日、全国自動車用水銀スイッチ回収プログラムを公表した。アメリカ国内の自動車産業は、2002年に水銀を含有する照明スイッチの使用を中止したが、現在、推計で6750万個のスイッチが、旧型の自動車に使用されている。
このプログラムは、州による既存の水銀スイッチ回収の取り組みとともに、製鉄用溶鉱炉から大気中に排出される水銀(国内で4番目の排出源)を大幅に削減するものである。今後、15年間で、最大75トンの水銀を削減することができると期待される。
このプログラムでは、自動車解体業者は、スクラップ施設において破壊・シュレッダー処理される前に、自動車から、水銀を含有する照明スイッチを取り外す。水銀スイッチの取り外しを行う者に対する財政的なインセンティブも用意されている。【EPA】