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環境ニュース[海外]

イギリス 一般家庭によるゴミの不法投棄が急増 対策を盛り込んだ地方自治体向けの手引きを公表

ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2006.08.16 【情報源】イギリス/2006.07.31 発表

 イギリスで7月31日に発表された、全国不法投棄データベース「Flycapture」の最新データによると、家庭から不法投棄されたゴミ袋やソファー、家電製品の除去・清掃に、毎月250万ポンド以上かかっていることが明らかになった。これは、組織的に不法投棄された廃棄物の除去・清掃費用に匹敵するという。
 そこで、イギリス環境・食糧・農村地域省では、地方自治体向けに、不法投棄の芽を摘むための手引きを策定した。「不法投棄:原因、インセンティブおよび解決策:地方自治体のためのグッド・プラクティス・ガイド」は、ロンドン大学 ジル・ダンドー犯罪科学研究所の調査に基づくもの。
 このガイドでは、不法投棄に取り組む地方自治体のために、以下、5つの重点を盛り込んだ計画を提示している。
●メリットを減らせ 課題:廃棄物処理コストの回避
           → 廃棄物の無料収集を検討
●リスクを高めよ  課題:不法投棄がリスクの高い犯罪とみなされていない
           → 訴追された事例の広報、監視強化
●サービスに注目  課題:収集場所が遠い、収集回数が少ないことが不満
           → 収集時間の延長、ニーズにあったサービス提供
●言い訳を除去   課題:一人が行うと、他の人の言い訳に
           → 家庭の責任を強調、罰金など
●ホットスポット対策 課題:不法投棄の方が、合法な廃棄より簡単
            → ホットスポットの利用可能性を削減、合法的な収集場所へのアクセス改善
【イギリス環境・食糧・農村地域省】

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