一般財団法人環境イノベーション情報機構
EPA ドライクリーニング事業者に対するペルクロロエチレン規制を強化 2020年には住宅用建物内での使用を禁止
【大気環境 大気汚染】 【掲載日】2006.07.25 【情報源】アメリカ/2006.07.14 発表
EPAは、ペルクロロエチレンを利用しているドライクリーニング事業者について、規制を強化することを発表した。ほとんどのドライクリーニング店については、潜在的な健康影響は概して低いが、住宅用の建物の中にあるドライクリーニング店の中には、対策が必要なリスクをもたらすものが若干ある。
今回の規則(最終版)では、住宅用建物の中にあるクリーニング店におけるペルクロロエチレン機器の使用を段階的に廃止する。2020年には、住宅用建物に設置されたドライクリーニング機器でペルクロロエチレンを使用することは禁止される。それまでの間、こうした機器の使用者は、液漏れを修繕し、監視を強化する技術を採用することとなる。
なお、ペルクロロエチレンは、大気浄化法に基づく有害大気汚染物質の一つに指定されている。現在、アメリカ全国で、約2万8000件のドライクリーニング店がペルクロロエチレンを利用している。【EPA】