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環境ニュース[海外]

粒子状物質フィルターを導入した配達用車両やタクシーに補助

大気環境 交通問題】 【掲載日】2006.04.21 【情報源】オランダ/2006.04.01 発表

 オランダ住宅・国土計画・環境省のファン・ヘール国務大臣は、粒子状物質フィルターを装着した配達用車両やタクシーの購入に当たって、企業に補助を行う制度が、4月1日からスタートしたことを発表した。車両一台当たり、400ユーロ(5万6000円)の補助を受けることができる。同省は、この事業のため、2006年に約300万ユーロ(4億2000万円)を準備している。この補助制度は、2010年12月31日まで続けられる。
 この制度は、大気質の改善を目指す政策パッケージの一環となるものである。オランダ政府は、パッケージ全体について、2015年までに9億ユーロ(1260億円)を用意している。2005年6月には、粒子状物質フィルター付きの乗用車を新たに購入すると、物品購入税が600ユーロ(8万4000円)減額される制度が導入された。また、本年10月1日からは、既存のトラックなどにフィルターを導入する場合に、補助する制度が始まる。
 ファン・ヘール国務大臣は、こうした制度を成功させるため、さらに取り組みが必要だとしている。例えば、地方自治体は、市内の特定の区域を、クリーン自動車しか入れない環境ゾーンとすることができるだろう。また、同大臣は、自動車の環境配慮の情況に応じて、駐車場料金を変えるなど、地方自治体が、車によって差をつけることができるようになると良い としている。こうした取り組みが2007年1月1日から可能となるよう、政府は、市町村法を改正する作業を進めている。【オランダ住宅・国土計画・環境省】(英語版)

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