一般財団法人環境イノベーション情報機構
2005年 大気汚染は改善傾向に
【大気環境 大気汚染】 【掲載日】2006.03.29 【情報源】フランス/2006.03.09 発表
フランスの2005年の大気質の状況が、エコロジー・持続可能な開発省より、インターネットを通じて発表された。これによると、2003年は異常気象の結果、一部の汚染物質の集中的な増加が確認されたが、2004年と2005年は、こうした変化が無く、むしろ回復傾向が見られた。オラン エコロジー・持続可能な開発大臣は、NOx、SOxなど一部の汚染物質の濃度が、2005年も引き続き、減少したことに満足している。
しかし、大臣は、排出物の削減努力は今後も必要であることを強調した。特に、自動車道路(NOx、粉塵)や工業地区(SO2)近辺では、いまだに、健康基準値を超えることがある。また、オゾン前駆物質の増加も懸念される。
大気質の監視は、37の認証団体(AASQA)により国土全体で行われている。2000個の自動センサーが用いられ、700カ所の固定局で測定が行われている。【フランス エコロジー・持続可能な開発省】