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環境ニュース[海外]

欧州委員会 EU共通のエネルギー戦略のビジョンを公表

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2006.03.23 【情報源】EU/2006.03.08 発表

 欧州委員会は、3月8日、EU共通のエネルギー戦略のビジョンを示す、グリーンペーパーを公表した。
 欧州委員会のアンドリス・ピエバルグス・エネルギー担当委員は、域内市場の完成、気候変動対策および供給の安定は、EUにとって共通の課題であり、共通の解決策が求められていると述べ、新たなエネルギー政策の必要性を訴えた。
 グリーン・ペーパーは、持続可能な発展、競争力の強化、安定供給というエネルギー政策の3大目標を、EUのエネルギー政策が達成するための道筋を示すものである。同ペーパーでは、重点分野として、以下の6項目が挙げられている。
●域内市場の完成:EU域内の電力・ガス市場を完成させるため、国境を越えた問題を扱う欧州エネルギー規制担当機関の設置など。
●EU加盟国間の連帯:安定供給への懸念を踏まえ、欧州エネルギー供給監視機関の創設など。
●持続可能で、効率的、多様なエネルギー・ミックス:再生可能エネルギーから、石炭、原子力エネルギーまでカバーする、「戦略的EUエネルギー政策レビュー」の実施など。
気候変動対策:エネルギー効率化計画の策定(2020年までに、エネルギーを20%節約する方策を提示)、再生可能エネルギーのためのロードマップの策定(2020年までの目標を含む)。
●戦略的なエネルギー技術計画:エネルギー効率化や低炭素技術等の新技術についてEU産業界が世界のリーダーとなることを目指す。
●共通エネルギー外交政策:「戦略的EUエネルギー政策レビュー」の中で、エネルギー供給の安定化・多様化、生産国との対話、危機対応などについて検討。
【欧州委員会】

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