一般財団法人環境イノベーション情報機構
ハロゲン及びハロゲン化水素について 新大気質ガイドラインを公表
【大気環境 大気汚染】 【掲載日】2006.03.16 【情報源】イギリス/2006.02.27 発表
イギリスの「大気質基準に関する専門家パネル(EPAQS)」は、2月27日、ハロゲン及びハロゲン化水素について、新しい大気質ガイドラインを公表した。「急性刺激性影響からヒトの健康を保護するための大気環境中のハロゲン及びハロゲン化水素に関するガイドライン」は、6つの物質、すなわち、臭素、塩素、臭化水素、塩化水素、フッ化水素およびヨウ化水素を対象としている。これらの物質が高濃度になると、脆弱な人々に悪影響が生じる。新しいガイドラインは、化学物質工場などの周辺に住む住民を保護するのに役立つものである。
ハロゲン化水素は、化石燃料、特に、石炭や石油の燃焼に伴って発生する。また、フッ化水素は、アルミニウム精錬施設やセラミック加工などから排出され、塩素は、有機化学物質の生産など様々な化学工程から発生する。
このガイドラインは、主に、汚染防止管理制度の中で、環境庁やスコットランド環境保護庁などの規制担当当局に利用される。【イギリス環境・食糧・地方省】