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環境ニュース[海外]

新しいリサイクル戦略案の協議をスタート

ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2006.03.02 【情報源】イギリス/2006.02.14 発表

 イギリス政府は、2月14日、イングランドにおける新たな廃棄物戦略の協議文書を発表した。
 廃棄物リサイクルは2000年以降確実に進み、家庭廃棄物リサイクル及びコンポストは倍増、包装廃棄物の50%近くはリサイクルされ、埋立処分される廃棄物の量も減少している。しかし、ブラッドショー大臣は、まず、廃棄物の発生抑制にもっと力を入れる必要がある点を強調し、製品全体のライフサイクルを考慮した取り組みを進める方針を示した。また、リサイクル文化の確立に向けて、家庭や職場でのリサイクル活動も奨励すると述べた。
 改正版リサイクル戦略は、廃棄物による環境影響を削減することを中核に据えている。気候変動への影響を減らし、限りある自然資源を保全し、廃棄物中の有害物質が健康や環境に及ぼすリスクを削減することを目指している。
 新戦略に盛り込まれた、主な政策の内容は以下のとおり。
廃棄物の発生抑制を一層、重視し、第一とする。
産業廃棄物からのリカバリーの強化。
●規制体系の合理化。
廃棄物犯罪を取り締まる執行活動の強化、重点化。
リサイクル文化の構築。
●埋立の代替策として、廃棄物からのエネルギー回収に、新たな投資を活用。ただし、廃棄物の発生抑制、リサイクルのための取り組みを犠牲にしないこと。
 意見の募集は5月9日まで。【イギリス環境・食糧・地方省】

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