一般財団法人環境イノベーション情報機構
英仏海峡での化学タンカー海難事故 影響を憂う
【地球環境 海洋汚染】 【掲載日】2006.02.24 【情報源】フランス/2006.02.02 発表
フランスのオラン エコロジー・持続可能な開発大臣は、化学物質を積んだタンカーECEの海難事故(*)について、影響を厳重に警戒すべき状況にあることを表明した。70メートルの海底に、リン酸1万トン、燃料90トンが沈んでおり、現在、拡散していないとはいえ、懸念すべき状況にある。オラン大臣は、事故現場周辺の動植物への影響を心配している。
オラン大臣は、また、衝突の原因について追求すべきであると考えている。船舶の数、特に航行密度の高い、この海域における衝突事故は、不慮の事故として簡単に処理すべきではない。予防策を強化すべきである。
また、事故現場周辺への不法投棄については厳しい措置をとる。「海のならず者たち」については、監視の継続と政府からの圧力が必要である。
訳注:1月31日に英仏海峡で発生。
【フランス エコロジー・持続可能な開発省】