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環境ニュース[海外]

EPA 自動車の燃料効率の評価方法を修正 パブリック・コメントを募集

大気環境 交通問題】 【掲載日】2006.01.30 【情報源】アメリカ/2006.01.10 発表

 EPAは、1月10日、市街地および高速道路の燃料効率(mpg、1ガロン当たりマイルで表現される)の新たな評価方法の案を公表し、60日間にわたってパブリック・コメントを募集している。この評価方法は、2007年秋に販売される、2008年モデルの自動車に適用される予定である。
 EPAの新たな燃料効率評価には、高速走行/急加速、エアコンの使用、低温時走行という、燃料効率に大きく影響を及ぼす3つの要素について、試験によって得られた、自動車ごとのデータが含まれる予定である。また、EPAは、道路勾配、風、タイヤ圧、積荷といった、試験には含まれていないものの、燃料効率に影響を与えうる他の条件、および燃料性状の差異による影響を考慮するため、全般的な修正を提案している。この新しい評価方法では、大半の自動車で、市街地のmpgが10〜20%、高速道路のmpgが5〜15%、それぞれ減少すると考えられる。
 最近の修正は1985年に行われた。今回の修正案は、最高速度制限、道路の渋滞、エネルギーを大量に使用するエアコン等の設備の利用の増加といった、現実的な運転状況をよりよく反映させるために、評価方法を改善するものである。
 また、EPAは、消費者に燃料消費情報をより明確に伝えるため、窓に貼るステッカーのデザインと文言を変更することを併せて提案している。
 なお、今回公表された修正案は、連邦運輸省によって管轄されている企業平均燃費(CAFE)プログラムを変更するものではない。【EPA】

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