一般財団法人環境イノベーション情報機構
サブサハラアフリカ諸国 ガソリンの無鉛化達成
【大気環境 交通問題】 【掲載日】2006.01.17 【情報源】国連/2005.12.27 発表
ヨハネスブルグ・サミットで目標とされた、サブサハラアフリカ諸国のガソリンの無鉛化が、南アフリカ共和国が、2006年1月1日をもって無鉛ガソリンに切り替えることにより達成される。鉛は、乳幼児の脳にダメージを与えるなど、様々な健康被害との関連が指摘されている。ガソリンの無鉛化はヨーロッパ、北米では早い段階から達成されていたが、サブサハラ地域で利用されているガソリンは、近年に至るまで無鉛化されていなかった。2002年の時点では、サブサハラアフリカ諸国では、49ヶ国中1ヶ国のみがガソリンを無鉛化しているにすぎなかった。
今回、サブサハラアフリカ諸国におけるガソリンの無鉛化が達成されるにあたり、UNEPのテプファー事務局長は、関係各国、企業、世界銀行に感謝の意を述べた。
なお、世界では、現時点で、まだ30ヶ国において、ガソリンが無鉛化されていない。世界的なガソリンの無鉛化達成は、2008年を目標としている。【UNEP】