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環境ニュース[海外]

欧州委員会 公共調達されるバスやゴミ収集車の25%以上をクリーン自動車に

大気環境 交通問題】 【掲載日】2006.01.11 【情報源】EU/2005.12.21 発表

 欧州委員会は、運輸部門において汚染物質の排出を削減することを目指し、「クリーン」自動車市場の創出を目的とした新たな指令案を提案した。「クリーンな道路運送車両の促進に関する指令」案は、公共機関に、年間、調達する自動車の4分の1以上を、クリーン車両とすることを求める。自動車メーカーには、こうした自動車を開発するのに必要な裏づけが与えられることになる。
 EU全体で、道路輸送は、エネルギー消費量とCO2排出量の約4分の1を占めている。このため、自動車からの排出を削減し、省エネを進めるポテンシャルは相当なものである。しかし、必要とされる技術は、通常の車両よりも高くつく。
 新しいルールでは、公共機関(国、地方自治体、公法で規律される団体、公営企業、公共機関と輸送サービスの提供に関する契約を締結している事業者)は、3.5トン以上の重量級車両の年間調達量(購入、リース)の25%以上を、欧州パフォーマンス基準(EU指令2005/55/ECに基づく)で言う「環境適合的な車両」にすることを義務付けられる。重量級車両には、バスや廃棄物収集車が含まれる。本指令による義務は、重量級車両に制限されるが、それは、こうした車両の市場における公共機関の購入シェアが大きいためである。この提案は、共同決定手続きのため、欧州閣僚理事会と欧州議会に回付される。
 なお、欧州委員会は、第2段階として、他の車両カテゴリーにも拡大が可能か、検討する予定である。【欧州委員会】

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