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環境ニュース[海外]

ナノ粒子の潜在的なリスクについて調査計画を打ち出す

健康・化学物質 その他(健康・化学物質)】 【掲載日】2005.12.15 【情報源】イギリス/2005.11.30 発表

 イギリス政府は、11月30日、ナノ技術を利用した製品の潜在的なリスクについて、調査計画を打ち出す報告書を公表した。
 この調査計画は、王立協会と英国技術者連盟が2004年7月に発表した「ナノ科学、ナノ技術:チャンスと不確実性」という報告書を踏まえたものである。同報告書では、現時点では、重大な懸念は無いという結論が示されたが、今後、調査が必要な分野も指摘された。
 今回発表された、調査計画に関する報告書「加工されたナノ粒子によるリスクの特徴を明らかに:イギリス政府最初の調査報告書」では、さらに調査が必要な分野として、以下の3点が指摘された。
●ナノ粒子の特徴、定義、測定
●ナノ粒子がヒトおよび環境に及ぼす影響の理解
●ナノ粒子がどこから来るのか、どのように環境中(人体を含む)を移動するのかについての理解 
 この報告書は、環境・食糧・地方省が議長を務め、政府各省庁、研究組織などが参加するコンソーシアムによって策定された。
 イギリス政府はこれを踏まえ、新たに500万ポンド(約10億円)を調査に支出することを発表した。これにより、ナノ技術関連の科学的調査費(政府、研究組織などによるもの)は、1300万ポンド(約26億円)に達する見込みである。【イギリス環境・食糧・地方省】

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