一般財団法人環境イノベーション情報機構
UNEP 貿易及び環境へのエコラベルの影響に関する報告書を公表
【エコビジネス 環境ラベル】 【掲載日】2005.12.12 【情報源】国連/2005.11.24 発表
UNEPは、新たな報告書「貿易及び環境へのエコラベルの影響に関する報告書」を公表した。エコラベルは、1977年にドイツ政府が「ブルー・エンジェル・プログラム」を策定したことに端を発し、環境目標の達成に向けた、市場をベースとする、よく知られたツールとなった。一方で、場合によっては、貿易に対する不当な非関税障壁として運用されるおそれがあるという批判もあった。
そこで、この報告書は、エコラベルを持続可能な開発を支えるような方法で設計・利用していくために取り組まなければならない問題点、及び政策統合に向けた課題を見出すことを目指した。
報告書では、ドイツのブルー・エンジェル・プログラムの他、森林管理協議会(FSC)、海洋管理協議会(MSC)、国際フェアトレード・ラベル機関(FLO)及び国際有機農業運動連盟(IFOAM)と関連のあるプログラムが取り上げられている。
また、報告書は、エコラベルの効果を理解し、政策提言を行うために必要となる研究や追加的なデータの収集についても明らかにした。【UNEP】