2010年までの企業向け包装廃棄物リサイクル目標を発表

【ごみ･リサイクル リサイクル】 【掲載日】2005.12.09 【情報源】イギリス／2005.11.23 発表

　イギリス環境・食糧・地方省、ウェールズ議会政府及びスコットランド行政府は、11月23日、今後5年間の企業向け包装廃棄物リサイクル目標を発表した。
　この目標は、2010年までの毎年の目標を設定するもので、紙、ガラス、アルミニウム、鉄、プラスチック、木材などの包装廃棄物のリサイクル及びリカバリー率（企業向け）を示している。具体的なリサイクル・リカバリー目標は、2010年時点で、紙　68.5％、ガラス　74.5％、アルミニウム　35.5％、鉄　59.5％、プラスチック　25.5％、木材　21.5％とされている。
　企業による廃棄物リサイクルは、1997年に規制が導入されて以来、倍増する勢いで増加しており、ブラッドショー大臣は、包装廃棄物のリサイクル及びリカバリーが、現在の上昇トレンドを維持できるようにしたいと期待を示した。
　また、同日、環境・食糧・地方省は、個々の企業経営者の負担を緩和し、フランチャイザー、ライセンサー、パブ経営者などに新たな義務を課すという規則の改正について発表した。この改正については、議会の承認が必要となる。【イギリス環境・食糧・地方省】