一般財団法人環境イノベーション情報機構
EPA 州の地上レベルオゾン対策について 新規則とガイダンスを公表
【大気環境 大気汚染】 【掲載日】2005.11.29 【情報源】アメリカ/2005.11.09 発表
EPAは、EPAの8時間オゾン基準を達成していない地域における、オゾン汚染削減計画の策定について、州・地方公共団体向けの規則およびガイダンスを公表した。新しい「フェーズ2オゾン実施規則」は、各州が、8時間オゾン基準に適合するため、オゾン汚染を削減する方法を示す計画を策定する際に、検討すべき排出管理および計画上の要求事項について、概要を示すものである。
この規則は、基準の非達成地域が、できる限り迅速に当該基準を達成することを、モデルを使って証明するよう州に求める。また、非達成地域における、新規発生源審査に係る要求事項の概要も示されている。さらに、清浄燃焼改質ガソリン(RFG)を使用している地域が、当該基準を達成し、達成地域として認定されるまで、RFGを継続して使用することを義務付け、また、以前に1時間基準につき「深刻」と分類され、同基準が撤回される前に1時間基準を達成しなかった地域に対し、少なくとも8時間基準を達成するまで改質ガソリンを使用するよう義務付ける。
なお、「フェーズ1オゾン実施規則」は、2004年4月15日に最終化されている。この規則は、オゾン問題の深刻性に応じて地域を分類する手続を定め、州および地方自治体がオゾン濃度を削減する期限を設けたものである。またこの規則は、1時間オゾン基準から、さらに厳しい8時間オゾン基準への移行に関する手続を定めている。【EPA】