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環境ニュース[海外]

ガソリンスタンドにおける揮発性物質対策の強化を提案

大気環境 大気汚染】 【掲載日】2005.11.28 【情報源】イギリス/2005.11.07 発表

 地方環境質担当であるベン・ブラッドショー大臣は、ガソリンスタンドにおいてガソリンを注ぐ際に発生する揮発性物質の規制について、11月7日、協議文書を公表した。
 こうした揮発性物質は、夏季のスモッグの原因となる。規制案では、揮発性物質をガソリンスタンドで回収し、燃料としてリサイクルすることとしている。
 イギリス環境・食糧・事業省は、大規模なガソリンスタンドに対して、「石油揮発成分回復措置」の第二段階に該当する設備を義務付けるべきか意見を求めたいとしている。提案された措置が実施されると、2010年から、毎年、現在の排出量の半分程度の1万6000トンの揮発性有機化合物VOC)を回収できると期待される。ブラッドショー大臣は、これらの措置が、大気質や健康問題、樹木、植生及び作物への影響の改善に役立つと述べた。
 なお、イギリスで排出されるVOCのうち、ガソリンスタンドからの排出は3%程度を占めている。燃料の売り上げ動向を踏まえ、イギリスでは、ガソリンスタンドからの排出量は、2010年までに、約30トンまで減少すると予測されている。【イギリス環境・食糧・地方省】

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