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環境ニュース[海外]

EPA スーパーファンド・プログラムに関する2004年度の年次報告書を公表

水・土壌環境 地下水/土壌汚染】 【掲載日】2005.10.21 【情報源】アメリカ/2005.10.04 発表

 EPAのスーパーファンド・プログラムに関する2004年度の年次報告書が公表された。報告書では、スーパーファンド・プログラムの進捗状況、すなわち、EPAが地域コミュニティの参加を増やし、官民のパートナーシップを強化し、浄化の有効性を高めることなどに取り組んでいる状況が示されている。
 報告書の主な内容は以下のとおり。
●スーパーファンド・プログラムでは、浄化事業および浄化事業後の活動の実施、ならびに緊急事態への対応の実施や監督のために、5億700万ドル(約560億円)を支出した。
●新規事業27件のために、適切な基金、州の費用分担分、および責任当事者との和解金、合わせて1億400万ドル(約110億円)が充てられた。
 また、スーパーファンドの実績は以下のとおり。
●全国で40のサイトの浄化事業が完了した。これにより、全国優先順位一覧表(NPL)に掲載されたサイトの61%にあたる、926サイトで浄化が完了した。
●428のサイトで、678件の長期的浄化事業が実施されている。
●浄化の確約、および有害廃棄物サイトの責任当事者からの費用回収によって、6億8000万ドル(約750億円)を確保した。
●NPLに11サイトが新たに追加され、また26サイトの追加が提案されている。
●サイトの評価と調査、浄化計画の選択と策定、州・部族団体・コミュニティの参加活動の支援などに、2億2800万ドル(約250億円)を支出した。
●30のサイトで、最終的な浄化計画を選択した。これで最終的な浄化計画を策定したサイトは、NPLサイト 1529カ所の約66%となった。
 なお、スーパーファンド・プログラムが年月を重ねるにつれ、浄化事業を実施中の、あるいは間もなく実施するサイトの規模、複雑性および費用は拡大しつづけている。【EPA】

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