一般財団法人環境イノベーション情報機構
EPA環境パフォーマンス・トラック・プログラム 新たに39施設が参加、32施設が参加を更新
【エコビジネス 環境マネジメント】 【掲載日】2005.09.12 【情報源】アメリカ/2005.08.24 発表
EPAは8月24日、全国環境パフォーマンス・トラック・プログラムに、29州およびプエルト・リコの71施設が新規に参加し、あるいは参加を更新したことを公表した。このうち新規に参加したのは39施設であり、例えば、以下のような施設が、今後3年間に達成すべき、環境パフォーマンスの改善に係るそれぞれの目標を設定した。
●コカ・コーラ北米シロップ・プラント(オハイオ州コロンブス)・・・BODを悪化させる汚染物質の排出を150万ポンド以上削減、水使用量を90万ガロン以上削減
●フェデラル・モーグルのボイヤータウン施設(ペンシルベニア州ボイヤータウン)・・・硫酸の使用量を50%削減
●ルイジアナ・パシフィックのジャスパーOSB施設(テキサス州ジャスパー)・・・エネルギー使用を450億BTU以上削減
●3Mのオークレア施設(ウィスコンシン州オークレア)・・・有害廃棄物量を1300ポンド以上削減
加えて、32の施設が、パフォーマンス・トラック・プログラムへの参加を更新し、今後3年間の目標を新たに設定した。
このプログラムの開始(2000年)以来、参加施設は増加し、確かな環境上の成果を挙げている。現在、46の州およびプエルト・リコで370を超える施設が参加し、合わせて、水消費量を13億ガロン、固形廃棄物を約60万トン、温室効果ガスを6万7000トン(CO2換算)削減した。また、リユース・リサイクルされた原材料の使用量も7万7000トン近くに上っている。
パフォーマンス・トラックは、あらゆる規模の施設の参加を進めている。主要な産業は、化学、電気・電子機器製造、医療機器製造などで、全体の40%を占めている。このほか、国防、郵便の施設、地方自治体といった公共部門も参加している。【EPA】