一般財団法人環境イノベーション情報機構
土壌戦略について、インターネット協議開始
【水・土壌環境 地下水/土壌汚染】 【掲載日】2005.08.16 【情報源】EU/2005.07.28 発表
欧州委員会は、EUにおける土壌悪化対策について、8週間に及ぶインターネット協議を開始した。土壌は、EUの第6次環境行動計画に基づく「テーマ別戦略」の対象となっており、欧州委員会は、2005年11月に、土壌戦略を採択する予定である。今回の協議では、戦略に盛り込むべき対策などについて、意見を募集する。良質な土壌は、生物多様性及び自然資源の保全に不可欠である。しかし、欧州全体の土壌は悪化していることが科学的に明らかになっており、EUはこの貴重な資源を守るために行動する必要がある。EUの土壌の10%は、大きく、または著しく土壌侵食の影響を受けており、45%は有機物含有量が少なく、9%は市街地となっている。また、1万から3万ヘクタールの土地で塩害が見られる。このような影響は、人間の活動により生じたか、あるいは悪化したものである。
今回の協議では、土壌侵食、地すべり及び土壌汚染などの問題が扱われる。【欧州委員会環境総局】