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環境ニュース[海外]

ドイツ連邦内閣 第5次エネルギー研究プログラムを承認

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2005.06.20 【情報源】ドイツ/2005.06.01 発表

 ドイツ連邦内閣は、6月1日、第5次エネルギー研究プログラムを承認した。このプログラムは、1996年に出された「第4次エネルギー研究プログラム」に代わるもので、エネルギー分野の研究について、再生可能エネルギーとエネルギーの効率化を一層重視した内容となっている。
 連邦政府は、1998年の赤・緑連立政権(社会民主党と緑の党の連立)成立以降、再生可能エネルギーの増大とエネルギーの効率化に、絶え間なく力を注いできた。これらの分野に対する研究費は、1998年には1億7800万ユーロ(約240億円)だったが、2003年には2億900万ユーロ(約282億円)に増加した(46%の増加)。一方、原子力エネルギー関係の研究費は約35%、化石燃料関係の研究費は約6%減少した。
 トリッティン環境大臣は、「エネルギー研究プログラムは、将来のエネルギー供給にとって重要な基礎となる。キリスト教民主同盟(野党)のメルケル党首が原子力発電所の存続を主張し、1970年代のエネルギー政策に逆戻りしようとしている一方、赤・緑連立政権は、エネルギーシフトを首尾一貫して実行する。2004年、再生可能エネルギーは、7000万トンのCO2を削減した。さらに、13万人分の雇用を生み出している。ドイツ企業は、世界の再生可能エネルギー市場で優位に立てる競争力を持っている」とコメントした。【ドイツ連邦環境省】

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