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環境ニュース[海外]

持続可能な公共調達を目指し 作業部会の検討を開始

ごみ・リサイクル グリーン購入】 【掲載日】2005.06.14 【情報源】イギリス/2005.05.26 発表

 持続可能な公共調達に関する作業部会の初会合が、5月26日に開催され、ベケット環境・食糧・地方大臣及び財務省のヒーリー大臣は、イギリス政府は、その購買力を生かして、持続可能な開発の模範例を示さなければならないと述べた。
 この作業部会は、政府の持続可能な開発戦略の下に設置されたもの。作業部会は、公共調達を段階的に持続可能なものに変えていくため、2006年4月までに実行計画を策定し、2009年には、イギリスがこの分野でEU内のリーダー的存在となることを目指す。
 現在、公共セクターは、毎年、1250億ポンド(約24兆4000億円)以上の予算を抱えている。この予算規模をもって市場を変革できれば、民間セクターも持続可能な調達を目指す取り組みに参加できるようになる。ベケット大臣は、持続可能な製品やサービスを供給するよう、公共調達が市場に刺激を与えたいと抱負を述べた。
 実行計画では、(1)政府財産に関して及び供給連鎖の中で、環境に悪影響を与えるものを避ける、(2)公的なリソースを効率的に使う、(3)すべての購買者に対し、市場がコストエフェクティブで持続可能な選択肢を開発し、供給できるよう促す、(4)企業及び国民に模範を示し、政府や公共セクターがいかに真剣に持続可能な開発に取り組んでいるか示す といった点について、具体的な方策を提示する。
 作業部会は、12カ月以内に報告書を発表する予定。【イギリス環境・食糧・地方事業省】

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