一般財団法人環境イノベーション情報機構
連邦内閣がディーゼル微粒子除去装置付ディーゼル車への税制優遇を承認
【大気環境 交通問題】 【掲載日】2005.05.25 【情報源】ドイツ/2005.05.11 発表
ドイツ連邦内閣は5月11日、ディーゼル微粒子除去装置付ディーゼル車への税制優遇措置を承認した。これは、2006年から2007年の間、微粒子の排出が、EU基準である、1キロメートル走行当たり5ミリグラム以下の新車に対して、350ユーロ(約4万7000円)、後付装備車に対しては250ユーロ(約3万4000円)、自動車税を減税するもの。この制度は、今年購入される自動車にも適用されるという。ドイツの自動車産業界は、2008年以降、すべての新車に対し、基準を満たしたディーゼル微粒子除去装置を装着することを表明している。
トリッティン環境大臣は、「この制度により、ディーゼル微粒子除去装置付ディーゼル車の発売を促進することができる。交通分野からの、健康に有害な微粒子の排出に対し、正しいシグナルを送った」とコメントを発表した。【ドイツ連邦環境省】