一般財団法人環境イノベーション情報機構
EU 18港湾での廃棄物輸出検査 47%の積荷が違法
【ごみ・リサイクル 産業廃棄物】 【掲載日】2005.05.12 【情報源】オランダ/2005.04.20 発表
オランダ、ベルギー、ドイツ、イギリス、ポーランドなどにあるEUの18の国際港湾で、2005年3月に一斉検査が行われ、廃棄物輸出規制違反が横行している実態が明らかとなった。検査された廃棄物の積荷のうち、47%は違法なものであった。違法とされたものは、アイルランドからナイジェリアに輸出される空き缶、ポルトガルからロッテルダムを経由してフィリピンに輸出されるPVC廃棄物、マルタから中国に輸出されるケーブル、イギリスからベトナムに輸出されるプラスチック廃棄物、オランダからアントワープ経由で中国に輸出される電子廃棄物など。
違法とされた理由としては、必要な許可が無い、あるいは輸出先に輸出規制が適用されているなど。また、正規の文書が無い、文書の記載が不十分といったケースもあった。【オランダ住宅・国土計画・環境省】(英語版)