一般財団法人環境イノベーション情報機構
フランス議会上院 第一読会で水法案を修正
【水・土壌環境 その他(水・土壌環境)】 【掲載日】2005.05.10 【情報源】フランス/2005.04.15 発表
フランス議会上院で、水法案をめぐる1回目の読会が行われた。修正項目は693カ所に及んだが、特に河川保護、水道事業、下水道事業について、大幅な改善が加えられた。ルペルティエ エコロジー・持続可能な開発大臣は、その討議の質の高さに満足している。
修正により、産卵場所など繁殖に適した場所や流域全体の魚類の生存に不可欠な場所など、生物学的水域となっている特定の河川については、知事がダムや堰の建設を禁止できるようになった。この他、下水処理サービスに関するデポジット金返還の迅速化、水管理局の役割の強化などに向けて、修正がなされた。
国会討議についてルペルティエ大臣は、「法案本文の改善によって、拡散型汚染への対策や都市・農村地域における下水処理の改善が進むであろう。このような対策は、2015年までに、河川や湖沼、地下水を生態学的に良好な状態とするよう促すのに役立つ。水料金についての重要な対策も同様に実施される」と述べた。【フランス エコロジー・持続可能な開発省】