一般財団法人環境イノベーション情報機構
残留性有機汚染物質(POPs)に関するストックホルム条約を批准
【健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2004.12.07 【情報源】EU/2004.11.18 発表
EUは残留性有機汚染物質(POPs)に関するストックホルム条約を批准し、世界で最も厄介な化学物質を廃止する取組みを前進させた。この条約は、有害化学物質の使用を禁止する地球規模での最も重要な取組みに関するものである。EUの法令では、既に、その条項のすべてを実施している。しかし、この条約の当事国になったことから、EUはその効率的な実施を世界中に広め、禁止されるべき物質の追加を求めていく。
POPsは有害性を有し、世代を超えて残留し、長距離を移動し、人間や動物の体内に蓄積される。これらは工業で用いられたり、殺虫剤として用いられたりしていた。EUは批准書をニューヨークの国連に預託し、90日後に完全な当事国となる。
なお、ストックホルム条約は、2004年5月17日に発効し、83カ国が批准している。【欧州委員会環境総局】