一般財団法人環境イノベーション情報機構
POPs条約に署名
【健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2001.05.24 【情報源】ドイツ/2001.05.16 発表
ドイツ連邦の閣議は、12の特に危険な化学物質の使用を禁止する条約(いわゆるPOP条約)に署名することを、5月16日、決定した。条約の署名会議は、2001年5月22日にストックホルムで開催される。連邦環境大臣Trittin氏は、この条約によって国際的な化学物質管理は、重要な一歩を踏み出すことになり、とりわけ発展途上国における化学物質の安全管理の改善に資することになると述べた。同氏は、ドイツは同条約を批准する最初の国になるであろう、と述べた。同条約は、少なくとも50カ国の批准により発効する。それには、3年程度かかると予測されている。
EUにおいては、POPsにあたる農薬は、既に禁止されて久しい。ダイオキシンやPCBについても、EUやドイツでは、より厳格な規制がされている。発展途上国は、同条約の施行過程で、金銭的技術的支援を受ける。ドイツは、既に二国間関係の枠組みで危険物質削減を支援している。
POP条約に関する背景説明については、広報担当(電話01888-305-2015/2018)でも入手しうる。【ドイツ連邦環境省】