一般財団法人環境イノベーション情報機構
EPA子供の健康のため、鉛規制を強化
【健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2001.04.04 【情報源】アメリカ/2000.12.26 発表
EPAは、子供の鉛中毒を防止するため、鉛の規制基準を強化することを公表した。鉛への曝露は、発達障害や神経の損傷を引き起こし、学力低下や少年犯罪などとも関連づけられている。アメリカでは、100万人近い子供の血液から、高濃度の鉛が検出されている。新基準は、塗料、ほこり及び土壌中の鉛のレベルを規制するもので、以下の場合に有害と見なされる。
床・・・ほこり1平方フィート当たり40マイクログラム以上
窓の内側の下枠・・・ほこり1平方フィート当たり250マイクログラム以上
子供の遊び場(土壌中)・・・400ppm以上
その他の土地(土壌中)・・・1200ppm以上
新基準は、連邦機関や州政府機関の環境修復措置の基準となる。また、EPAの有害廃棄物処理プログラムや不動産売買・賃貸における情報公開基準など、連邦の他の鉛関連規制にも適用される。【EPA】