一般財団法人環境イノベーション情報機構
セベソII指令対象施設を調査
【健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2001.05.10 【情報源】フランス/2001.05.02 発表
フランス環境・国土整備省は、有害物質を伴う産業事故の防止に関するEUのセベソII指令の対象施設について、国内調査を行った。セベソII指令(SEVESO Directive 96/82/EC)は、危険物質の保有により重大事故の危険のある産業施設に適用される。調査の対象となる施設は、危険物質を多く保持しておりそのリスクのあるところとなる。指令は、危険施設を以下の2つのカテゴリーに別けている。
(1)関係するすべての施設は、重大事故の予防施策を作成し実施しなければならない。この計画は施設管理者とすべてのスタッフによって承認されなければならない。
(2)第2値を超える施設は安全運営システムの配置と危険調査の提出をしなければならない。
指令はこうした施設に対し、危険物質のリストを当局に提出するよう義務付けている。
調査の結果、第1カテゴリーに属する施設が570カ所、第2カテゴリーに属する施設が680カ所、合計でSEVESO 2の対象施設は約1250であることが明らかになった。各地域ごとの施設数はプレスリリース(リンク先HP)を参照。【フランス環境・国土整備省】