一般財団法人環境イノベーション情報機構
EPA 建物解体時のアスベスト除去 代替的手法の評価報告書案を公表
【健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2007.05.29 【情報源】アメリカ/2007.05.15 発表
EPAは、建物を解体する際のアスベスト除去作業について、代替的な手法を評価した報告書案を公表した。EPAの国立リスク管理調査研究所およびダラス地方事務所の科学者・技術者は、2006年4月、アーカンソー州フォート・チャフィーにおいて、全国有害大気汚染物質排出基準(NESHAP)により認可されている従来の除去技術と、新たな方法とを比較する実証試験を行った。
従来の方法は、解体に先立ってアスベストを除去しているが、この手続きは時間がかかりコストもかかる。一方、新たな方法は、飛散する可能性のあるアスベストは除去するものの、アスベストを含有するいくつかの資材は残したまま、水溶液で湿らせてから解体する。評価のために得られたデータでは、アスベストの濃度は予想していたよりも低かった。
EPAは、報告書案へのパブリックコメントを6月11日まで募集している。【EPA】