一般財団法人環境イノベーション情報機構
POPs条約 12の有害化学物質を原則禁止
【健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2001.04.04 【情報源】ドイツ/2000.12.11 発表
2年半にわたる議論を経て、12種類の有害な残留性化学物質、いわゆる「汚染された1ダース(dreckige Dutzend)」が、世界規模で削減・廃止されることになった(詳細はWEP1212のPOPs条約に関するニュースを参照)。ドイツ連邦環境大臣は、条約全体を、有害化学物質の世界的な禁止に向けた大きな一歩として歓迎。とりわけ、規制対象として、既存の物質の他に、新たな物質を追加するメカニズムが整備された点を高く評価した。
また、禁止対象となりうる物質が人間や環境に及ぼす悪影響について、科学的に完全に証明されないとしても、これらの物質を禁止対象としてとりあげることを妨げるべきではないとして、予防原則(Vorsorgeprinzip)に従って、制度を運用すべきであると環境大臣は述べている。【ドイツ連邦環境省 】