一般財団法人環境イノベーション情報機構
EPA ナノテクノロジー白書の草案を公表 パブリック・コメントを募集
【健康・化学物質 その他(健康・化学物質)】 【掲載日】2005.12.14 【情報源】アメリカ/2005.12.07 発表
EPAは、ナノテクノロジー白書の草案を公表し、パブリック・コメントを募集している。ナノテクノロジーとは、新たな、または機能を強化した物質・製品を開発するため、原子・分子レベルで、物質を創造・加工する科学技術である。
2004年12月、EPAの科学政策評議会は、ナノテクノロジーの発展に伴い、ヒトの健康および環境を確実に保護することを目指して、EPAが考慮しなければならない問題を見極め、説明するため、全庁的な作業部会を設置した。今回の白書草案は、この作業部会により作成されたものである。
白書には、以下のような事項が盛り込まれている。
●埋められるべきデータ・ギャップの特定
●ナノテクの応用・実施を完全に把握するために、今後、EPAが実施する調査
●最新のナノテク、およびナノテクの環境上の潜在的な便益の詳細
●リスク管理問題やEPAの法的権限の概要、リスク評価問題に関する幅広い議論
●科学政策の問題、および調査の必要性に対処するための次のステップに関する勧告
EPAは、専門家による審査の後、2006年初めに、白書の最終版を公表する予定である。【EPA】